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MAKEAI JOURNAL / AIの使い方

Claude Coworkとチャットの統合|仕事の依頼・確認手順【2026年10月更新】

MakeAI編集部 公開 2026.09.21 更新 2026.10.20

Claude Coworkとチャットが統合|変わることと仕事の任せ方

Claude Coworkとチャットの統合により、質問への回答と、調査や資料作成のようなまとまった作業を同じ会話で依頼できるようになります。作業を始める前に、どちらのモードを使うか選ぶ手間が減る変更です。公式発表

発表日は2026年9月16日です。9月18日時点ではPro・Maxから段階的に提供されており、同じプランでも画面が変わる時期は異なります。本記事の業務例とプロンプトはMakeAIの提案で、実行結果を紹介するものではありません。

Coworkの統合で変わること

従来Coworkで行っていた作業を、統合後は通常の会話から依頼できます。既存の会話や作業などは引き継がれ、利用者側で統合を有効にする操作は不要です。入力欄に「Chat」「Cowork」の選択が残っていれば、まだ移行前の画面です。移行についての公式ヘルプ

たとえば、最初は「この集計の増減を教えて」と質問し、その後に「会議で説明する報告文にして」と頼む流れが考えられます。仕事を始める入口がそろっても、どの資料を使い、何を完成させるかは具体的に伝える必要があります。

パソコンを閉じても続く作業と、開いておく作業

公式ヘルプでは、クラウドで実行する作業はパソコンを閉じても継続すると説明されています。一方、手元のファイルやアプリを操作する作業にはClaude Desktopを開いておく必要があります。「すべての作業がパソコンを切っても進む」と考えないようにしてください。実行環境の説明

自社の業務で使うなら、依頼の前に資料の置き場所を整理します。

確認すること 依頼前に決める内容
必要な資料 どのファイル、どの集計期間を使うか
完成させるもの 報告文、集計表、スライドなどの形式
作業を止める条件 情報が不足したとき、数字が一致しないときの扱い
完成後の扱い 誰が確認し、どこへ保存・提出するか

資料名が似ている場合は、正式版と作業途中の版を区別します。AIに探させる前に対象を絞ると、古い情報で報告書を作る失敗を減らせます。

月次報告を依頼するプロンプト例

次の例は、確認済みの資料から社内報告の下書きを作る想定です。

添付の当月集計表と前月集計表を使い、営業会議向けの報告文を作ってください。
対象期間はファイル内の日付で確認してください。

成果物は、次の順番で読める文書です。
1. 当月の実績と前月との差
2. 増減が大きい項目
3. 資料から確認できる理由
4. 理由を確認できない項目
5. 会議で担当者に確認する質問

事実と推測を分け、推測した理由を確定事項として書かないでください。
合計値が一致しない場合は、その箇所を示して確認を求めてください。
今回は下書き作成までです。社外への送信や元データの変更は行わないでください。

このように、仕事の終わりを「報告文の下書きができた状態」と定義します。「月次報告をやっておいて」だけでは、データ修正、資料作成、関係者への送信のどこまで頼んだのかが曖昧になるためです。

途中の確認は、判断が必要な箇所に絞る

統合後の権限設定には、操作ごとに確認するManualと、自動チェックを伴って作業を進めるAutoがあり、既定はManualです。長い作業も契約プランの利用上限に含まれます。設定と利用量

MakeAIでは、初めて試す業務では途中の確認を残し、次のような判断を人が担当する方法を提案します。

  • 集計が一致しないときに、どの資料を正とするか。
  • 根拠がない説明を削るか、担当者に確認するか。
  • 作成物を社外に出してよいか。

依頼を止める必要があるのは、作業が遅いときだけではありません。対象資料が違う、目的から外れているなどの兆候があれば、早い段階で修正します。

導入後に見直す3つの点

初回の作業が終わったら、入力資料、途中で尋ねられたこと、完成後に直したことを短く記録します。同じ質問が何度も出るなら、次回の依頼文に条件を足します。毎回同じ数字を直しているなら、元データや集計方法を先に見直します。

統合後の画面がまだ届いていない場合も、仕事の目的、資料、完成条件を整理する準備はできます。個別の作業をどう頼むかは、業務向けプロンプトの基本でも解説しています。

相談から作業へ切り替えるときに、依頼を具体化する

同じ会話で仕事を続けられるようになっても、相談中に出た案がすべて実行対象になるわけではありません。たとえば、最初に「売上が下がった理由を考えたい」と話し、途中で広告、価格、営業担当者の動きという候補が出たとします。その後に報告書を頼むなら、候補のどれが資料で確認できた事実で、どれがまだ仮説なのかを整理してから渡します。会話が長いほど、検討した案と採用した案を区別する必要があります。

実務では、作業を始める直前に「今回採用する条件」を短くまとめると扱いやすくなります。対象は今月の国内販売、使う数字は確定集計、原因は資料に記載されたものだけ、完成物は会議用の下書き、といった条件です。これはMakeAIの依頼方法の提案です。条件を付ければ必ず正しく実行されるという保証ではなく、結果を確認する物差しを先に用意するための手順です。

ここまでの相談から、今回の作業条件を整理します。
対象:国内営業部の当月と前月の実績。
正本:添付した確定集計二件。会話中の仮置きの数字は使わない。
採用する案:商品別の増減を説明する。
保留する案:担当者評価や広告施策の因果分析。
成果物:会議で読める報告文の下書き。
集計表にない原因は質問として残す。
作業の途中で対象や資料を増やす必要が出たら、理由を示してください。

会話で決めた変更を、成果物にも反映する

作業途中で「地域別ではなく商品別にして」と変更した場合は、本文だけでなく、見出し、集計表、結論、未確認事項にも変更が及びます。最初の前提が別の箇所に残ると、読み手はどちらが正しいのか分からなくなります。修正を頼むときは「商品別への変更に関係する箇所を挙げ、表と本文を揃える」と伝え、最後に合計が変わっていないことを確かめてください。

大きな変更では、何を維持するかも書きます。集計期間と通貨は同じで、分類軸だけ変えるなら、その三点を明示します。すべてを再作成してほしいのか、一部だけを修正したいのかが分かれば、必要な確認も絞れます。元の成果物は確認が終わるまで別名で残しておくと、意図しない変更を比べやすくなります。

月次報告の材料をそろえる具体例

以下は架空の入力例です。当月表に「商品A・売上120万円」、前月表に「商品A・売上100万円」とある場合、増加額20万円、増加率20%は計算できます。しかし、値上げ、販売数の増加、新規顧客の獲得のどれが原因なのかは、この二つの数字だけでは判断できません。依頼文では、計算できることと追加資料が必要なことを分けます。

さらに、当月表が税込みで前月表が税抜きなら、そのまま比較してはいけません。月の途中までの速報と月末確定値の比較にも同じ問題があります。計算を開始する前に、対象期間、集計対象、金額の単位、税の扱い、取消分を含むかを確認します。数字が合わない理由をAIに推測させるより、比較の条件を先に揃えるほうが修正箇所を特定しやすくなります。

材料の状態 依頼に足す条件 確認する結果
名称の似た集計表が複数ある ファイル名と確定日で正本を指定 報告書が指定ファイルを参照している
片方だけ単位が千円 同じ単位へ換算し、式を記録 表と本文の単位が一致している
商品名が途中で変更された 対応表を渡し、分からないものは保留 同じ商品を別商品として数えていない
理由の説明がない 増減の計算だけ行い、理由は確認事項へ 資料にない因果関係を断定していない

クラウドの作業と手元の作業が混ざる場合

報告書の作成はクラウドで進められても、途中で自分のパソコンにしかない最新表を参照する必要が出れば、手元の環境へのアクセスが問題になります。単に「ノートパソコンを閉じてもよいか」だけで考えるのではなく、今回の仕事がどの場所の資料に依存しているかを確認してください。接続したアプリの資料、添付したファイル、ローカルのフォルダを分けて把握します。

作業を離れる前には、Claudeが使っている資料の一覧と、現在待っている判断を読みます。足りないファイルや承認待ちがあるまま離れると、実行時間だけが長くなっているように見えても作業は進まない場合があります。戻ったときは完成物の有無だけでなく、未完了の項目と読み取れなかった資料を確認します。これはクラウド機能の追加仕様を示すものではなく、依頼する側の確認手順です。

途中から再開するときに渡すメモ

担当者が交代する場合は、会話を最初から読むことだけに頼らず、再開に必要なメモを残します。作業目的、使った資料、完成済みのもの、未確認のもの、次に判断する内容の五項目です。元資料を更新した場合は、以前の結果がどの版に基づくかも記載します。会話が続いていても、作成済みの数字が自動で新しい資料へ置き換わったとは判断しません。

再開前に現在の状況を確認してください。
完成済みの成果物と、その根拠ファイルを示してください。
未完了の作業、読み取れなかった資料、人の判断待ちを分けてください。
前回から差し替えたファイルは「当月集計_確定版」です。
この更新で影響する数字と段落を挙げてから修正してください。
古い版を根拠にした箇所が残っていないか、最後に照合してください。

一回目の評価は、下書きから提出できる状態までを測る

試行では、資料をそろえる時間、AIが作業する時間、人が確認する時間、修正して出力し直す時間を分けて記録します。以前は三十分で作れていた報告が、生成は五分でも照合に四十分かかるなら、その仕事全体の負担は減っていません。一方、数字の照合は同じでも構成を考える時間が減ったなら、構成案の作成だけに使う判断もできます。ここでの時間は説明用の仮の例です。

失敗は「うまく使えなかった」でまとめず、入力、依頼、実行環境、出力確認のどこで起きたかに分けます。資料不足なら資料を整え、指示が曖昧なら完了条件を直し、出力形式が合わなければ見本を添えます。モデルやプランを変更する前に、同じ失敗を繰り返している理由を一つずつ確認します。

運用を始めた後も、月次報告の対象部署や集計方法が変われば依頼文を見直します。前月の指示をそのまま使う場合は、期間、ファイル名、確認担当者だけでなく、その月固有の例外も更新してください。同じ会話を使い続ける利点は背景を引き継げることですが、前提の変更を明確に伝える責任は残ります。

完成物が複数あるときは、同じ数字を使っているか確認する

一つの会話から報告文とスライドを作る場合、内容を引き継げることは便利ですが、片方を修正した後にもう片方も確認する必要があります。売上の合計を訂正したなら、本文、表、スライドのタイトル、説明用のメモを見ます。資料ごとに異なる値が残ると、会議中にどちらが正しいか確認することになります。

仮の例として、最初の集計では返品を含めて売上を計算し、後から返品を除く方針へ変更した場合を考えます。合計だけでなく、前月比や商品別の構成比も変わる可能性があります。修正依頼には、何を除外したか、どの期間に適用するか、前月も同じ条件に直すかを含めます。数字の差が出た理由を説明できるようにしてください。

報告文とスライドの整合性を確認してください。
正しい集計条件は、返品を除いた当月と前月の確定実績です。
合計、増減額、増減率、商品別の数値が両方で一致するか見てください。
違う箇所があれば、資料名と位置を示してください。
原因を確認できない差を、表現の違いとして処理しないでください。

確認結果が一覧になれば、担当者は対象箇所へ戻れます。すべて一致と報告されても、重要な合計と最も大きい増減については元表を開いて照合します。整合性の確認は、二つの間違った数字が一致している状態を正しいと判断しないためにも、元資料との照合を含めることが重要です。

一度だけの仕事を定期作業へ変える前に

月次の繰り返しにするなら、毎回変わる資料名、期間、対象、確認担当者を明確にします。今月は手動で除外した特殊な案件が、翌月も自動で除外されるべきかは別の判断です。今回だけの例外を恒久的なルールにしないよう、依頼文に理由と適用期間を残します。定期実行を設定する前に、担当者が確認する箇所と、入力がない月の扱いを決めてください。

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